我が家の愛犬は、このご飯台を作った年で16歳。目が見えにくく、足腰にもふらつきがあり、以前のご飯台では器にぶつかってひっくり返してしまうことが増えていました。
そこで、杉の板に穴を開け、食器がはまるご飯台を手作りしました。高さも最初の10cmから20cmに直し、愛犬の様子を見ながら調整しました。
この記事では、実際に使った材料と寸法、写真付きの作り方、使って分かったことを紹介します。製作時間は約3時間。接着後は念のため1日置いてから使いました。
完成した犬のご飯台と寸法
完成したご飯台は、器が穴に収まるのでズレにくく、ひっくり返りにくいのが特徴です。老犬の「見えづらさ」に合わせて、ぶつかっても被害が出にくい形にしました。
掲載している写真は、高さ10cmで製作した当時のものです。その後、台の下に2×4材を継ぎ足して20cmに変更しました。




器を置くだけの台から、器がはまる台へ。今回はこの形で作ってみました。
食器の穴と高さを、わが家に合わせて決める
穴の直径は、ご飯用11cm・水用15cm
穴は、ご飯用を直径11cm、水用を直径15cmにしました。使っていた食器がはまり、下に落ちない大きさに合わせています。食器そのものの直径ではなく、天板に開けた穴の寸法です。
天板は幅34cm×奥行き19cm、厚さ3cm。これらは我が家の食器に合わせた寸法なので、同じ台を作る場合も、まず使いたい食器が収まるか確認してください。
高さは10cmから20cmへ変更
床から天板の上面までの高さは、最初は10cmでした。少し低いと感じたので、台の下に2×4材を継ぎ足して20cmに直しました。
高さを決めるときは、愛犬が首を下げすぎず、楽に食べられそうかを目視で確認しました。20cmは我が家で選んだ高さで、すべての犬に合う寸法というわけではありません。
材料・工具
材料
天板は家にあった杉の板を使い、脚も杉の端材で作りました。材料表の参考価格は、高さ10cmで製作した当初の使用分の概算です。後から継ぎ足した2×4材の費用は含めていません。
| 材料名・規格 | 数量 | 使用分の参考額 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 杉板(幅34cm×奥行き19cm×厚さ3cm) | 1枚 | 約400円 | 厚みがあると安定します |
| 脚用の杉の端材 | 4本 | 約100円 | 4本分の概算。同じ高さにそろえる |
| 木工用ボンド | 適量 | 10円 | 接着用 |
| 紙やすり | 数枚 | 50円 | 穴の内側は念入りに |
| 合計金額 | – | 約560円 | – |

今回は家にあった端材やボンドなどを使い、追加購入はありませんでした。約560円は手持ち材料の使った分を計算した参考額で、同じ材料を一から買いそろえる費用ではありません。購入時期や店舗によっても価格は変わります。
工具
- 丸ノコ(天板と足のカット用)
- インパクトドライバーまたは電動ドリル(ジグソー刃を入れる下穴用)
- ジグソー(円のくり抜き)
- トリマー(面取り/なくても可)
丸ノコやジグソーなどを使う際は、材料を固定し、刃の進む先に手を置かないようにします。保護メガネを着用し、刃の交換や調整時は電源を切ってプラグ・バッテリーを外してください。
犬のご飯台の作り方|写真付きの8工程
STEP1:器サイズに合わせて円を書く
天板は幅34cm×奥行き19cmにカットします。
注意点:穴を大きくしすぎると食器が落ちます。使う食器に合わせて寸法を決めます。
円の中心になる部分にネジを打ち、麻ひもを結んで固定。麻ひもの先を輪にして結び、鉛筆を引っ掛けます。ネジから鉛筆の芯までの長さが、描く円の半径になるように調整して、ぐるりと円を描きます。コンパスがあれば一番簡単ですが、うちにはなかったのでこの方法で円を描きました。


STEP2:ジグソー用の下穴を開ける
注意点:刃が入る大きさの穴を、円の内側に。
描いた円の内側に、ジグソーの刃を差し込むための下穴を開けます。

STEP3:ジグソーで円をカット
注意点:無理に曲がらず、少しずつ進める。刃の熱にも注意。
ジグソーで円を切るのは、思いのほか難しいんですよね。思ったように切れずに歪んでしまったり(泣)慣れが必要だとは思いますが、刃の当たっている部分よりも少し先を見ながらゆっくり切り進めました。



STEP4:トリマーで角を削る(面取り)
注意点:木が欠けないよう、慎重に削ります。
トリマーは必ず使う必要はありません。紙やすりでも大丈夫ですが、今回は少し角度のついた面取りをしたかったのでトリマーを使いました。というか作業の前年に購入したのですが、活躍の場が少なかったので使ってみました(笑)

STEP5:脚を4本カット
注意点:4本の高さがズレるとガタつきます。できるだけ同じ長さに。
天板をカットした時に出た端材で脚を作りました。うちにはスライド丸ノコがないので、丸ノコで慎重にカットしました!

STEP6:仮置きしてバランス確認
注意点:ガタつきチェックはこの段階で。

STEP7:やすりがけ(穴の内側も丁寧に)
注意点:穴の内側は手が当たりやすいので、ささくれゼロを目標に。
ヤスリは120番でささくれなどを落として、240番→400番で仕上げました。そこまでしなくても触り心地は良い感じでしたが、400番まで使って仕上げたのは…愛ですね(笑)

STEP8:木工ボンドで脚を接着
注意点:はみ出したボンドは乾く前に拭き取る。固定してズレないように。
普段行うDIYならボンドで固定した後にビス留めしますが、今回は室内で使うことと、大きな負荷はかからないだろうと思い、ボンドのみで固定することにしました。使っていた間は、脚が外れたり台がぐらついたりすることはありませんでした。
接着後は、念のため丸1日置いてから使いました。そこまで必要なかったかもしれませんが、急がず待つことにしました。乾燥時間は使う木工用ボンドの表示も確認してください。


使って分かったこと|愛犬が原因で倒れたことはなし
以前は器にぶつかると、床が濡れたり、ご飯が散らばったりしていました。今回の台を使っていた間は、愛犬が原因でひっくり返ったことはありませんでした。
ただ、私が足を引っ掛けてしまったときは、さすがにひっくり返りました(笑)。絶対に倒れないわけではありません。
食器がもう少し深くはまった方が、さらに安定しそうだとは感じました。でも、今の形でも愛犬が原因で倒れることはなかったので、高さを変えた以外には手を加えませんでした。


無塗装で使用。汚れはタオルで拭き取り
塗装はせず、そのまま使っていました。汚れたときはタオルで拭き取り、汚れが強いときはタオルを濡らして拭いていました。
まとめ|手持ちの食器と愛犬の様子に合わせて作る
器がはまる穴を開け、高さは愛犬の様子を見て調整したご飯台です。手持ちの杉板や端材を使い、ジグソーでの円切りには少し苦戦しましたが、形にすることができました。
作ってみたい方は、まず使う食器の形と大きさ、愛犬が食べるときの様子を確認するところから。この記事の寸法は、わが家の一例として参考にしてもらえればうれしいです。
ほかの木工DIYも見てみたい方へ。花台やキャンプ棚として使える、分解式ラックの製作例も紹介しています。



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