【妻のポタジェ観察日記②】キウイフェンス計画と謎のさつまいも事件

植物・ガーデニング

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妻が突然つぶやいた「ポタジェがいい」の一言。その言葉が、わが家の庭を少しずつ変えていく始まりでした。まだ読んでいない方は、第1話からぜひどうぞ👇

休日の朝だった。

以前から計画していたキウイ誘引フェンスの施工日である。

妻は少し前から、

妻

キウイを地植えしたい!

と言っていた。

そこで私は、隣家との目線をやわらかく遮る境界フェンスと、キウイを誘引するためのフェンスを兼ねた構造をDIYで作ることにした。(後に妻の一声で境界フェンスのみになる)

材料も考えた。

寸法も考えた。

設置場所も決めた。

あとは作るだけ。

そんな状態まで準備は整っていた。


朝一番でホームセンターへ向かい、フェンスブロックを購入。

帰宅後、さっそく設置位置に印を付けて穴掘りを始めた。

一つ目。

順調。

二つ目。

順調。

三つ目。

順調。

計画どおりである。

今日はなかなか良いスタートだ。

そう思いながら四つ目の穴に取り掛かった。

その時だった。

スコップを差し込もうとして手が止まった。

私

ん!?

何かがある。

よく見ると、雑草ではない。

しかも妙に整然としている。

誰かが意図的に植えた植物だ。

さらに近づくと、プランツタグまで刺さっていた。

そこには、

「紅はるか」

「金時」

と書かれている。

私は思わず声を上げた。

私

さ、さつまいもか!?


ここで問題が発生した。

その場所はまさに、

フェンスの支柱を立てる予定地

だったのである。

状況を整理してみよう。

項目状況
キウイ誘引フェンス妻の要望
フェンス設置場所決定済み
仕事中
作業者
設置予定地さつまいも
私の脳内混乱

つまり私は今、

妻の希望をかなえるためにキウイフェンスを作ろうとしている。

しかし、そのキウイフェンス予定地には、妻によってさつまいもが植えられていた。

登場人物は二人しかいない。

それなのに話が全く噛み合っていない。


もちろん勝手に掘り返すわけにはいかない。

紅はるかも金時も何も悪くない。

むしろ被害者である。

結局、その日の作業はそこで中断となった。


夕方。

仕事を終えた妻が帰宅した。

私は確認してみた。

私

フェンスの予定場所に何か植えた?

すると妻は迷うことなく答えた。

妻

さつまいも♪

即答だった。

一切の迷いがない。

満面の笑みだったと記憶している。


観察者による考察

ここで観察者として冷静に分析してみる。

妻に悪気はない。

おそらく頭の中では、

「ここ空いてるな」

「日当たりいいな」

「さつまいも植えよう」

という極めて自然で合理的な判断が行われたのだろう。

一方で私の頭の中では、

「ここにフェンスを立てよう」

が進行していた。

どちらも正しい。

ただ一つだけ足りなかったものがある。

相談である。


最近の庭を振り返ると、どうも不思議な現象が起きている。

私が、「ここに何か作ろう」と思う。

すると、その前に妻が、「ここに何か植えよう」を実行しているのである。

キウイ計画。

ぶどう計画。

ポタジェ計画。

そして今回のさつまいも計画。

気が付けば庭では複数のプロジェクトが同時進行している。

しかも、それぞれの責任者が違う。

私はDIY担当。

妻は植栽担当。

……のはずだった。

しかし最近の様子を見る限り、どうやら妻は植栽担当でありながら企画部長でもあり、開発部長でもあり、現場監督でもあるらしい。

私は図面を描いているつもりなのだが、現場へ行くと仕様変更が発生しているのである。

しかも事後報告で。


そんなわけで、キウイフェンス計画は一時停止となった。

次回の作業内容は未定。

まずは紅はるかと金時の処遇について協議が必要である。

今日の教訓

庭づくりで最初に確認するべきことは、

地面の寸法でもなく、

材料の在庫でもなく、

天気予報でもない。

妻に

「ここに何か植える予定はあるかい?」

である。

どうやらこれが、我が家の庭づくりにおける最重要チェック項目らしい。


後日談

翌日、金時は支柱を設置する予定場所の30cm右側に移植されていた。

すぐ隣に移植された金時と紅はるか

ポタジェ化は今日も順調に進行している。

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