北海道のバラの冬囲い|わら・支柱・ネットで9品種を囲った実例【2026年】

植物・ガーデニング

北海道の庭も、冬支度の季節になりました。

2026年11月1日、作業を始めた朝の気温は1℃。すでに一度雪が降っていましたが、庭のバラにはまだ葉が多く残っていました。

落葉を待ちたい気持ちもあります。ただ、バラのほかにブドウやブルーベリーなどの冬支度もあるので、短い期間ですべて終わらせるのは大変です。まずは枝の整理と葉落としから始めることにしました。

今回は、11月1日・3日・8日の3日に分けて進めた、地植えのバラ9品種の冬囲いを紹介します。枝を整理し、株元にわらを敷き、支柱やネットで雪に備えました。

誘引フェンスに葉のついた枝が広がる冬囲い前のシンデレラ
冬囲い前のシンデレラ。まだ葉が多く残っていました(2026年10月31日)。

この記事は、2026年にわが家で行った作業の記録です。枝の切り方や囲い方は、それぞれの株の状態に合わせて判断しました。今回の冬囲いでしっかりと冬を越せるかは、これから確認していきます。

冬囲いをした地植えのバラ

対象は、次の9品種です。

  • マイガーデン
  • ノヴァーリス
  • エリナ
  • グリフィンディアナ
  • ピエール・ドゥ・ロンサール
  • ルージュ・ピエール・ドゥ・ロンサール
  • 群舞
  • シンデレラ
  • グラハムトーマス

シンデレラとグラハムトーマスは、同じ誘引フェンスを使っています。

作業は、枝の整理と葉落とし、株元の保護、支柱の設置とネット掛けに分けて進めました。

作業日主な作業作業時間
11月1日枝の整理・葉落とし5時間
11月3日午前株元へのわら敷き約1時間(この記事の対象外の株を含む)
11月3日午後支柱の設置・ネット掛けなど2時間30分
11月8日シンデレラとグラハムトーマスの冬囲い2品種合わせて約1時間30分

11月3日午後は、途中から妻にも手伝ってもらいました。表は作業にかかった時間で、二人分を足した時間ではありません。また、わら敷きはほかの株も一緒に行ったため、この記事で紹介する地植え分だけの合計時間は出していません。

11月1日|不要な枝を整理し、残っていた葉を落とす

最初に、冬囲いの前の枝の整理をしました。

切ったのは、細く弱い枝や不自然な方向に伸びた枝、病気や傷みが見られる枝です。傷んだ部分を取り除きながら、冬囲いでまとめやすい状態にしていきました。

午前は2時間30分。マイガーデンとノヴァーリスの剪定・葉落としを終え、シンデレラの作業に入りました。

午後は13時15分から15時45分まで。シンデレラの続きを進め、ほかのバラの枝と葉も整理しました。この日は、午前・午後合わせて5時間の作業になりました。

花壇で長く伸び、葉が残っている冬囲い前のマイガーデン
作業前のマイガーデン。長く伸びた枝に葉が残っています(2026年10月31日)。
葉を取り除き、枝が見える状態になったマイガーデン
枝を整理し、葉を取り除いたマイガーデン(2026年11月1日)。

シンデレラは、今後の誘引方向も考えて剪定

特に手がかかったのが、シンデレラです。

株が大きく、傷んだ枝や細く弱い枝も多くありました。さらに、今後は伸ばしたくない方向に伸びている枝もあります。

誘引で方向を変えるのが難しいと判断した枝は、太いものも数本切りました。今回は冬囲いのための整理に加えて、今後どちらへ伸ばしたいかも考えながらの剪定になりました。

シンデレラの枝に剪定ばさみを当てている様子
今後の誘引方向も考えながら、シンデレラの枝を整理しました。

シンデレラは、切ったあとの枝の片付けにも苦労したことがあります。トゲのある枝を整理するために工夫したことは、こちらの記事にまとめています。

群舞は、太い枝を残して細い枝を整理

パーゴラに誘引している群舞は、株元から伸びる主な太い枝と、そこから分かれる太い枝を残しました。一方、主枝や分岐した枝に付いている細い枝は、基本的に切り落としています。

葉を取り除いた群舞の長いつるが地面近くに広がる様子
葉を取り除いた群舞。太い枝を残して細い枝を整理しました。

これは今年わが家で行った切り方です。今回残した枝に、来年どのように花が咲くかも見ていきたいと思います。

ほかのバラも、細い枝や傷んだ枝を中心に

ほかのバラでも、細い枝や傷んだ枝を中心に整理しました。花の付いた枝を切るときは、妻に教わった「5枚葉以上の位置」を目安にしています。

5枚葉とは、小さな葉が5枚集まってできた、ひとまとまりの葉のことです。花に近い部分では3枚など、小さな葉の数が少なくなっていることがあります。

すべてのバラを同じように切りそろえたわけではなく、枝の状態を見ながら進めました。

11月3日午前|株元にわらを敷く

次は、株元の保護です。

敷きわらを使い、地表に出ていた接ぎ木部分が隠れるように株元へ集めました。風で飛ばされないよう、上から重しで押さえています。

接ぎ木とは、土台になる別のバラ(台木)に、育てたい品種の枝や芽をつないで育てる方法です。そのつなぎ目が「接ぎ木部分」で、株元付近にあります。

ノヴァーリスの株元に敷いたわらを重しで押さえた様子
ノヴァーリスの株元にわらを敷き、重しで押さえました。

わらを敷いた厚さや範囲は、特に測っていません。今回は、株元の様子を見ながら敷いていきました。

普通のハサミでは、わらを切るのが大変だった

購入したわらは長かったため、およそ3等分に切ってから使いました。

最初は普通のハサミを使っていたのですが、思った以上に力が必要です。切っているうちに、すぐに手が疲れてしまいました。

途中で大きな枝切りバサミに替えると、ずっと楽になりました。わらを敷く作業より、その前に切るところで苦労するとは思いませんでした。

11月3日午後|枝の広がりに合わせて支柱を立てる

午後は13時30分から16時まで、支柱の設置とネット掛けを進めました。

昨年と同じように囲おうと思いましたが、今年は株が大きくなり、枝が広がっているものもあります。

グリフィンディアナは、先に支柱を立てると枝を内側へ収めにくそうでした。そこで、まず紐で軽くまとめ、その後に外側へ支柱を設置しました。

並んだ3株のバラの周囲に三脚状に立てた緑色の支柱
手前からグリフィンディアナ、ルージュ・ピエール・ドゥ・ロンサール、ピエール・ドゥ・ロンサール。枝の広がりに合わせて支柱を立てました。

ほかの株では、先に支柱を立て、はみ出す枝を無理のない範囲で内側へ寄せる方法も使いました。作業の順番は、株の広がりに合わせて変えています。

大きな株のネット掛けは、妻と二人で

ぶどう棚付近のグリフィンディアナとルージュ・ピエール・ドゥ・ロンサールは、一人でネットを掛けるのが難しく、妻に手伝ってもらいました。

大きく広がった株や狭い場所での作業は、ネットにとげが引っかかり一人では思うように進みません。二人での作業はとても助かります。

三脚状の支柱の外側を青いネットで囲った3株のバラ
支柱の外側にネットを掛けた3株。大きな株の作業は妻にも手伝ってもらいました。

ネットの継ぎ足しと固定に、結束バンドを使ってみた

今回試してみたのが、結束バンドでネットを固定する方法です。

去年は継ぎ足しは必要なかったのですが、株が大きくなり、小さなネットでは足りない株がいくつかありました。

ネット同士を継ぎ足す部分と、ネットを支柱へ留める部分に使いましたが、紐を結ぶ手間が減り、作業を進めやすく感じました。

青いネットの重なった部分を黒い結束バンドで留めた接写
ネットの継ぎ足し部分を、結束バンドでつなぎました。
青いネットと緑色の支柱を黒い結束バンドで固定した接写
ネットを支柱へ留める部分にも結束バンドを使いました。

使ったのは、パッケージに「耐候・耐熱」「屋外でも使える」と表示された黒い結束バンドです。

取り付けは楽になりましたが、ひと冬を通して使うのは初めてです。結束バンドが切れたり、ネットがずり上がったりしないか、様子を見ていきます。

群舞は、長いつるをまとめてネットで包む

群舞は、長いつるをロープで束ね、その上からネットで包みました。

パーゴラのそばで群舞のつるをロープで束ねた様子
群舞の長いつるをロープでまとめた状態。
束ねた群舞の長いつるを青いネットで包んだ様子
まとめた群舞のつるをネットで包みました。

11月3日は、シンデレラとグラハムトーマスを残し、7品種の冬囲いを終えました。

11月8日|シンデレラとグラハムトーマスの冬囲い

残る2品種の作業は、11月8日に行いました。

作業期間の途中に、まとまった雪が降りました。まだ根雪にはならないとわかっていても、作業できる日が限られてくると、やはり焦ります。

シンデレラは、枝を無理に曲げずフェンスへ固定

シンデレラは、広がった枝を無理に曲げず、固定できる範囲で誘引フェンスへ留めました。

雪の残る庭で誘引フェンスに葉のない枝を固定したシンデレラの全景
枝をフェンスへ固定した11月8日の様子。足元には雪が残っています。

その上から、昨年と同じようにネットを掛けました。積雪による枝折れに備えるためです。

ところが、今年は株が大きくなり、昨年使ったネットだけでは覆いきれませんでした。そこで、ネットを1枚追加し、結束バンドで繋いで、フェンスに固定しました。

赤い外壁の前の誘引フェンスとバラの枝を白いネットで覆った冬囲いの全景
共有の誘引フェンスをネットで覆った状態。シンデレラにはネットを1枚追加しました。

昨年のネットで足りると思っていたのですが、シンデレラもずいぶん大きくなっていました。

グラハムトーマスは、支柱とフェンスを使い分ける

シンデレラとフェンスを共有しているグラハムトーマスは、まだ大きく伸びていない部分に支柱を立て、ネットを巻きました。

長く伸びた部分は、誘引フェンスへ固定してネットで覆っています。同じ株でも、枝の伸び方に合わせて、支柱を使う部分とフェンスを使う部分を分けました。

この日の作業時間は、シンデレラとグラハムトーマスを合わせて約1時間30分。これで、今回紹介した地植え9品種の冬囲いが終わりました。

今年の冬囲いで変えたことと、春に確認したいこと

3日に分けて、ようやく地植えのバラの冬囲いが終わりました。

昨年は「なんとかなる」と思いながら、主に雪の重みで枝が折れないように囲っていました。今年はそれに加えて、株元にわらを敷き、接ぎ木部分を保護することにも気を配りました。

ネットの固定に使ってみた結束バンドも、紐を結ぶより取り付けが楽でした。あとは、冬の間に切れたり、ネットがずれたりしないかが気になります。

春になったら囲いを外して、枝や株元の状態を確認します。シンデレラと群舞は、今回の剪定で来年の花がどうなるかも見ておきたいです。

前年の2025年の冬囲いの様子です。そのときの作業例は、こちらの記事にまとめています。

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