2026年10月11日。妻が唐突に言った。

さつまいも収穫しちゃおう
おお。あのさつまいもを、ついに収穫するらしい。
収穫の時期は妻に任せていたので、私は素直に「よし、いよいよか!」と思った。
ただ、妻は育ちがあまり良くないことを心配していた。大きくなっているかどうかは、掘ってみなければ分からない。
今回は、ダメでもともと。とにかく収穫してみることにした。
フェンス計画に何度も登場した、あのさつまいも
今回収穫するのは、紅はるかと金時。それぞれ2株ずつ、合計4株である。
思い返せば、このさつまいもにはずいぶん振り回されてきた(笑)。
最初に見つけたのは、キウイ用のフェンスを作り始めた日だった。支柱を立てるために穴を掘ろうとしたら、その予定地に植えられていたのである。
妻の希望でフェンスを作ろうとしている。しかし、その場所には妻が植えたさつまいもがいる。あの日は、そこで作業が止まった。
フェンスの予定地で「紅はるか」と「金時」を見つけた、最初の出来事はこちら。
その後、さつまいもを移植して、フェンスは何とか完成した。
ところが、今度はキウイがなかなか地植えされない。理由を聞けば、さつまいもと枝豆を収穫しないと、植える場所が空かないという。
私は、そんなに急いでフェンスを作らなくてもよかったらしい(笑)。
完成したフェンスを前に、キウイを植えない理由がようやく分かった日の話はこちら。
さらに後日、妻から「やっぱりキウイを植える位置変えるわ」と告げられた。
さつまいもの収穫を待つ話は、もはや関係なくなるかもしれない。私の理解が追いついたと思うと、次の展開がやってくる。
収穫を待てばいいと思っていた私に、植える位置の変更が告げられた話はこちら。
そんな、わが家のフェンス計画に何度も登場したさつまいも。いよいよ収穫の日を迎えたのである。

掘ってみると……ちいさ〜(笑)
葉とつるの下で、芋はどう育っていたのだろう。
土から姿を見せたさつまいもを、引き抜いてみる。

……。
ちいさ〜(笑)。
手のひらに、すっぽり収まるサイズだった。
紅はるかは、一番大きいもので約8cm。金時に至っては、最大で約3cm。
3cmである(笑)。

今回は4株すべてを収穫したが、出てきたのは、とても可愛いサイズのさつまいもたちだった。
「フェンスで日当たり悪かったからな〜」
その時、妻が言った。

フェンスで日当たり悪かったからな〜
私は、その言葉を聞き逃さなかった。
!!!!!!!
ちょっとショックだった。
もちろん、妻が私を責めているわけではない。育ちが良くなかった理由として、思ったことを口にしただけなのだろう。
それは分かっている。分かっているのだが……。
妻の希望で作り始めたフェンス。その施工予定地に植えられていたさつまいも。
移植して、フェンスを完成させて、ようやく迎えた収穫である。
そこで、フェンスの日陰の話が出てくるとは(笑)。
日当たりがどのくらい影響したのか、私には分からない。
ただ、手のひらの上には小さなさつまいもがあり、目の前には私が作ったフェンスがある。
何とも言えない気持ちになったのである。
小さな紅はるかと金時を、甘辛煮に
収穫した紅はるかと金時は、一緒に甘辛煮にした。
庭で掘り上げた小さなさつまいもが、今度はお皿に並んでいる。

食べてみると、美味しかった。芋の食感は、しっかりある。
甘辛煮の味付けが強めだったので、さつまいもそのものの風味は、それほど感じられなかった。
でも、ちゃんとさつまいもしていた(笑)。
収穫としては、ずいぶん小ぶりだった。それでも、掘って、料理にして、食べるところまでたどり着いた。
フェンスの穴掘りを止めたあのさつまいもが、最後にはわが家の食卓に並んだのである。
妻の一言には、ちょっとショックを受けたけれど。
とりあえず、美味しくいただいた(笑)。




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