春の花苗を守るために簡易温室棚をDIYしました

庭づくり・外構DIY

春先、「まだ外に出すには寒いけど、そろそろ花苗を育てたい…」そんな時期ってありますよね。

私も毎年、温度・風・霜に悩まされていました。

そこで今回は、カーポート下に設置する簡易温室棚をDIYしました。

結果としては——
「想像以上に暖かく、しっかり守れる」仕上がりになりました。

この記事では、実際に作って分かったポイントや失敗も含めて、初心者でも再現できる形でまとめています。

👉 春の花苗の選び方と配置の実例はこちら

このDIYでできること

  • 日中の温度をしっかり確保できる
  • 風を防いで苗が弱らない
  • 霜対策としても有効
  • 棚としても使えるので管理が楽

特に感じたのは、中に手を入れた瞬間に分かる暖かさ。これはかなり安心感があります。

簡易温室棚の背面と側面に波板を設置した状態
背面側面に波板設置

サイズと設計

  • 高さ:2400mm
  • 幅:1600mm
  • 奥行き:430mm
  • 棚:5段(取り外し・高さ調整可能)

この奥行きは、ホームセンターの園芸トレーがピッタリ収まるサイズにしています。

材料一覧

材料サイズ・内容数量単価(目安)金額
2×4材2430mm4本約500円2,000円
胴縁1830mm約20本約120円2,400円
ラワン合板(ノンJAS)1800×90×11mm2枚約1,600円3,200円
波板1800×900mm4枚約1,000円4,000円
プラダン前面扉用1枚約800円800円
傘釘波板固定用適量約400円400円
塗料(キシラデコール)ウォルナット適量約1,000円(使用分)
蝶番扉固定用8個約250円2,000円
マグネット扉固定用1個約200円200円
取手扉用4個約250円1,000円
合計金額約17,000円前後

※プラダンは前面の扉部分に使用しています。波板に比べて加工しやすく、開閉部分に適しています。

今回の簡易温室棚DIYで実際に使った木材以外の道具や材料は、楽天ROOMにまとめています🌿
「何を揃えればいいかわからない…」という方は参考にしてみてください👇

作り方

① 骨組みを作る

2×4材を使って全体のフレームを組みます。サイズが大きいので、しっかり固定しながら組むのがポイントです。

骨組みを組む前に塗装することで塗り漏れを防止し、防腐効果を高めます。

※一人作業だと固定が難しく、ここが一番苦労しました。

温室棚の棚受け用に柱を欠き取る作業
棚受け用に柱を欠き取る
温室棚の柱と棚受けを接合する作業
柱と棚受けを接合
大型の温室棚の骨組みを組む作業
一番苦労したところです

② 棚構造を作る

棚は固定せず、取り外し可能にしています。これにより高さ調整ができ、ポット・トレー・鉢植えに対応できます。

温室棚の柱と棚受けの接合が完了した状態
柱と棚受けの接合完了!

③ 波板をカットする

波板はクリアタイプを使用。採光を確保しつつ温室効果を狙います。

※ハサミでも切れますが、かなり疲れます。最初からジグソーを使うのがおすすめです。

波板をハサミでカットする作業
ハサミはとても疲れます
ジグソーで波板をカットする作業
ジグソーだととても楽です

④ 波板を固定する

傘くぎを使って屋根・背面・側面を順に固定していきます。

簡易温室棚の屋根を仮置きした状態
屋根仮置き
波板を傘くぎで固定している様子
傘くぎで固定
簡易温室棚に屋根を設置した状態
屋根設置
簡易温室棚の背面に波板を固定した状態
背面に波板固定

⑤ 設置する

今回はカーポートに連結して設置しました。これにより強風でも安定しています。

※単独で設置する場合は、転倒防止のため基礎が必要です。

簡易温室棚をカーポートに連結して設置した状態
カーポートと連結

⑥ 前面扉を作る

前面の扉は、今回の簡易温室棚の使い勝手を大きく左右する重要なパーツです。

「風を防ぐ+光を通す」を両立するために、木枠とプラダンで作りました。

扉があることで、日中は開けて作業しやすく、夜や寒い日は閉じて保温できるようになります。

扉枠の材料をカットする

まずは扉の枠になる木材をカットします。角は45度にカットしておくと、組み上げたときに見た目がきれいに仕上がります。

窓枠を45度にカット

プラダンをはめ込む溝を加工する

次に、プラダンをはめ込むための溝を加工します。

今回はトリマーを使って、枠材の内側に溝を掘りました。この溝があることで、プラダンが枠の中にしっかり収まり、扉として扱いやすくなります。

トリマーで溝を加工
溝加工アップ
溝加工完了

溝の深さや幅がバラつくと、プラダンがうまく収まらないことがあります。少し手間はかかりますが、ここを丁寧に作ると仕上がりがきれいになります。

プラダンをカットする

枠の内寸に合わせて、プラダンをカットします。

プラダンは軽くて加工しやすく、光も通すので、開閉する扉にはかなり使いやすい材料です。波板より軽いため、蝶番で開け閉めする前面扉にも向いています。

プラダンカット

枠を組んで仮組みする

加工した木枠にプラダンをはめ込み、扉の形に組んでいきます。

塗装前に一度仮組みして、歪みがないか、プラダンがきちんと収まっているかを確認します。

窓枠仮組み

ここで問題がなければ、塗装してから蝶番で本体に取り付けます。閉めたときにしっかり止まるように、マグネットも取り付けました。

プラダン扉は軽いので開閉がラクです。風よけと採光を両立できるので、簡易温室棚には相性が良い材料だと感じました。

⑦ 扉を取り付けて完成

完成した扉は蝶番で本体に固定し、取手を付けて開閉しやすくしました。

閉じた状態では冷たい風を防ぎ、開けると棚の中に手が入りやすく、苗の出し入れや水やりもしやすくなります。

前面扉を閉じた簡易温室棚の完成形
温室棚 扉完成
前面扉を開けた簡易温室棚
温室棚 扉開放

扉を付けたことで、「日中は開放・夜は保温」という使い分けができるようになり、より実用的な棚になりました。

実際に使ってみて良かった点

  • 体感で分かるレベルの保温効果
  • 風が当たらず苗が弱らない
  • クリア波板とプラダン扉でしっかり光が入る
  • 棚のサイズがちょうどよく管理しやすい
  • カーポート連結で安定感がある
  • 扉を開ければ苗の出し入れがしやすい

注意点・デメリット

  • サイズが大きく組み立てが大変
  • 一人作業だと固定に苦労する
  • 単独設置は転倒対策が必要
  • 扉を付けると加工工程が増える
  • 日中は温度が上がりすぎないよう換気も必要

作業時間の目安

  • 期間:6日(週末のみ)
  • 1日:約4時間
  • 扉加工:追加で半日〜1日程度

まとめ

春先の花苗管理として、この簡易温室棚はかなり有効でした。

特に寒さが残る地域や、風の強い場所では効果を実感しやすいと思います。

最初はオープン棚として作りましたが、前面扉を追加したことで、保温性と使いやすさが大きく上がりました。

今後は温度の変化なども検証していく予定です。

花苗を守る準備ができたら、次はどんな花を育てるかも楽しみのひとつです。

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