はじめに
以前作ったパーゴラには、南部ザクラを少しずつ誘引していこうと思っていました。
ところが今年、「……もう、誘引する場所がない。」
嬉しい悲鳴ではありますが、南部ザクラの成長は予想以上。気付けばパーゴラの既存スペースだけでは足りなくなっていました。
最初は機能性だけを考えて、ワイヤーメッシュで誘引スペースを作ろうと思いました。
でも、せっかく目によく入る場所。「どうせなら景色としても楽しめるものにしたい。」
そう思った時に思い出したのが、以前ブラックベリーのアーチの時に作った胴縁の格子でした。
今回は胴縁だけを使って、南部ザクラの誘引スペースを、DIYで増設した実例をご紹介します。
今回誘引しているのは、我が家のつるバラ「南部ザクラ」です。トゲが少なく扱いやすく、初心者にもおすすめの品種。南部ザクラそのものの魅力や育て方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
完成後の様子

シンプルですが、既存のパーゴラとも違和感なく馴染みました。
むしろ最初からそこにあったような自然さ。
個人的には想像以上の出来栄えでした。
今回増設した誘引スペースのサイズ

今回の誘引スペースの増設は3つのパーツで行いました。
左右の枠
- 850mm × 460mm × 2個



中央の格子枠
- 1,370mm × 300mm


中央部分は格子状に仕上げ、4分割にしました。
左右を先に設置し、その間を埋める形で中央の格子を組み込んでいます。
パーツごとに分けたことで、
- 一人で無理なく設置できる
- 組み合わせでデザインを変更できる
というメリットがありました。
使用した材料
材料
- 胴縁(1,830mm)……6本
- コースレッド木用ねじ(3.8×38mm 全ねじ)
- キシラデコール(ブルーグレイ)
パーゴラ本体と同じ塗料を使ったことで、統一感のある仕上がりになりました。
費用
| 材料 | 数量 | 参考価格 |
|---|---|---|
| 胴縁(1830mm) | 6本 | 840円 |
| コースレッド | 約40本 | 手持ち |
| キシラデコール | 使用分 | 手持ち |
材料費合計:約840円

値段に比べて、満足度はとても高かったです。
施工手順
1日目:左右の枠を作る
まずはサイズを計測しました。
左右の枠は、パーゴラ中央部分の屋根があるため横幅に制限があります。
そのため、実際に測ったうえで460mmに決定しました。
施工手順は以下の通りです。
- サイズを測る
- 材料をカットする
- サンダーをかける
- 塗装する
- 枠を組み立てて設置する
この日はここで終了。

2日目:中央の格子を作る
ここでひと工夫。中央部分は最初からサイズを決めてカットすることはしませんでした。
理由はシンプルで、木材は丸ノコでカットしているのですが、どうしてもミリ単位での誤差が出てしまうことがありますし、木材の歪みなどでサイズがズレることもあります。
だから左右の枠を設置してから改めてサイズを測ったんです。
実際にやってみると…左右の枠も中央の格子も驚くほどジャストフィットしました

「ネジいらないんじゃない?」と思うくらいピッタリ収まりました。
施工手順はこちら。
- 中央部分のサイズを再計測
- 材料をカット
- サンダーがけ
- 塗装
- 格子を組み立て設置
- 南部ザクラを誘引

正直、ほとんど苦労しませんでした
木工の難易度はかなり低めで、設置も驚くほどスムーズ。
左右の枠も、中央の格子も、はめたい場所にはめると自然に止まるほどピッタリ。
最後にネジで固定する作業もあっさり終わりました。
作業時間としては、
- 1日目:約2時間
- 2日目:約2時間
塗装の乾燥時間はそれぞれ約3時間ありましたが、純粋な作業時間は合計4時間未満。
朝から始めれば、1日で完成できるレベルのDIYだと思います。
ワイヤーメッシュではなく木製格子を選んだ理由
実は、初めはワイヤーメッシュを使うつもりでした。
機能性だけで考えれば、ワイヤーメッシュの方が優秀だったと思います。
でも今回は「見せる場所」「眺めて楽しむ場所」です。
そこで思い出したのが、ブラックベリーアーチで採用した胴縁の格子でした。
パーツを組み合わせれば、
- 設置しやすい
- デザインを変えられる
- 景色として馴染む
そんな自由さがあります。
結果として、「木製の格子を選んで本当に良かった」と思っています。
今回の格子デザインは、以前DIYしたブラックベリーアーチの誘引部分をヒントにしています。安価な胴縁でも、組み合わせ次第で見せる庭づくりができることを教えてくれたDIYでした。
今回のDIYで感じたこと
安い材料でも、発想の転換や施工方法の工夫次第で、満足度の高いものは作れます。
もちろん、
- 強度
- 安全性
こうした部分をケチると、後で後悔する可能性が高いです。
でも、デザインや機能の部分なら、もっと自由に遊んでいい。
遊び心を持っていい。
これは、今回のDIYを通して改めて感じたことでした。
そして、実はもうひとつ思っていることがあります。
パーゴラの反対側にも、同じような誘引スペースを作りたい。
今回の満足度が想像以上だったので、反対側の施工も進めようと思っています。
きっとまだ南部ザクラは伸びるでしょうし、その成長に合わせて庭も少しずつ育っていくはずです。
「どこを節約して、どこにはしっかりお金をかけるべきか」。庭DIYを続ける中で感じた考え方については、こちらの記事でも詳しくまとめています。
まとめ

南部ザクラの成長によって必要になった誘引スペースの増設。
最初は「足りないから増やそう」という発想でしたが、結果的には庭の景色そのものを豊かにしてくれるDIYになりました。
胴縁という身近で安価な材料で作ったものでも、発想を少し変えるだけで、見た目も満足度も大きく変わります。
「まずは機能性。」
「でも、少しだけ遊び心も。」
そんな庭づくりを、これからも続けていきたいと思います。
我が家の庭づくりは、最初から完成形を目指したわけではありません。少しずつ困りごとを解決しながら育ててきました。その全体の流れはこちらの記事で紹介しています。
今回のDIYは、つるバラが伸びてきた「困った」をきっかけに始まりました。
でも振り返ってみると、安価な胴縁だけでも、少し発想を変えることで機能性とデザイン性の両方を満たすものが作れることを改めて実感しました。
庭づくりは、一度に完成させるものではなく、その時々の困りごとや楽しみを積み重ねながら育てていくものなのかもしれません。
我が家の庭もまだまだ途中です。次は反対側の誘引スペースづくりにも挑戦しようと思っています。
「雪国でも、背伸びせず続ける庭づくり」の記録として、これからも少しずつ更新していきますので、よかったら他の記事ものぞいてみてください。





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