【実例】木製フェンスをDIY③|フェンス板の張り方ときれいに仕上げるコツ【完結編】

庭づくり・外構DIY

木製フェンスDIYも、いよいよ今回で完結です。

前回までの記事では、フェンスブロックの設置から支柱、そして枠組みの製作までをご紹介しました。

今回は、いよいよフェンス板を取り付けて完成させる工程です。

フェンス板は全部で80枚

作業自体は難しくありませんが、塗装・下穴あけ・取り付けを合わせると約11時間かかりました。

この記事では、

  • フェンス板をきれいに取り付けるコツ
  • 板の間隔を均一にする方法
  • 高さを変えて柔らかい印象にする工夫
  • 完成した木製フェンスの仕上がり

を、実体験をもとに詳しく紹介します。

これから木製フェンスをDIYしたい方の参考になれば嬉しいです。


この記事で完成した木製フェンス

まずは完成したフェンスです。

完成した木製フェンス。高さに変化をつけることで、圧迫感の少ない柔らかな印象に仕上がりました。

今回製作したフェンスの仕様は次のとおりです。

項目内容
全長約9m
高さ約1,610mm(高い部分)〜約1,510mm(低い部分)
フェンス板1×4材 ×80枚
支柱間の枠5面
板間隔18mm
固定方法コースレッド木用ネジ38mm(約320本使用)

このフェンスは、

  • 境界フェンス
  • キウイの誘引用フェンス

という二つの役割を兼ねています。

完成しただけでも庭の雰囲気が大きく変わりました。

💡 境界フェンスDIYで大切なこと

今回はお隣さんに事前に許可をいただき、隣地側から作業・撮影を行いました。境界付近でDIYをする際は、安全面だけでなく、ご近所への配慮も忘れないようにしましょう。


木製フェンスDIYにかかった費用

今回完成した木製フェンスは、材料を数回に分けて購入しながら製作しました。

フェンスブロックの設置から完成までに使用した主な材料と費用をまとめます。

費用表

材料数量金額
フェンスブロック30型6個9,768円
2×4材(支柱)5本2,735円
2×4材(枠)12本6,564円
1×4材(フェンス板)40本13,080円
セメント25kg1袋767円
左官砂20kg2袋984円
合計33,898円

※フェンス板は1830mmの1×4材を約半分にカットし、80枚として使用しました。
※塗料・ビスなどの消耗品は含めていません。

全長約9mの木製フェンスを、材料費約3万4千円で製作することができました。

もちろん、塗料やビスなどの消耗品は別途必要ですが、業者へ依頼する場合と比べると費用を抑えながら、自分たちの希望に合わせたデザインで製作できたことに満足しています。

今回紹介した材料や費用は、約9mの木製フェンスをDIYした実例です。フェンスの長さによって必要な材料は変わりますが、これからDIYを検討している方の参考になれば幸いです。

フェンス板は先に塗装しておく

板を張ってから塗装する方法もありますが、今回は先にすべて塗装しました。

フェンス板80枚をすべて事前に塗装。時間はかかりますが、側面までしっかり塗れて仕上がりもきれいになります。

全部で80枚。

塗装だけで約4時間かかりました。

時間はかかりますが、先に塗装しておくことで、

  • 側面までしっかり塗れる
  • 塗り残しが少ない
  • 後から塗装するより作業しやすい

というメリットがあります。


下穴あけ・墨付けをしてから取り付ける

塗装が終わったら、次は下穴あけです。

水糸を基準に墨付けを行い、ビス位置が一直線に揃うように下準備をしました。
下穴をあけてから取り付けることで、木材の割れを防ぎ、ビス打ちもスムーズに進みます。

板を1枚ずつ墨付けして、下穴を開けていきます。

下穴あけだけで約3時間。

地味な作業ですが、この工程を省くと、

  • ビスが曲がる
  • 木材が割れる
  • ビス位置が揃わない

といった原因になります。

今回は事前にすべて下穴を開けておいたので、本番の取り付け作業はとてもスムーズでした。

また、ビス位置が一直線に並ぶため、完成後の見た目もきれいに仕上がります。


ビスは38mmを1枚4本使用

今回使用したのは、

コースレッド木用ネジ38mmです。

フェンス板1枚につき4本。

80枚取り付けたので、

合計約320本使用しました。

ネジは想像以上にたくさん使うので、最初から余裕を持って準備しておくことをおすすめします。


フェンス板を取り付ける手順

下穴あけまで終われば、いよいよフェンス板を取り付けていきます。

今回は端から順番に施工しました。

フェンス板は端から順番に取り付けました。事前に下穴にビスを入れておくことで効率よく進められます。

端から1枚ずつ取り付けることで、

  • 板の間隔を確認しやすい
  • 高さのズレに気づきやすい
  • 最後に無理な調整が不要になる

というメリットがあります。

作業そのものは難しくありませんが、80枚あるので根気が必要です。


板と板の間隔は18mmに統一

今回、板と板の間隔は18mmにしました。

理由はとてもシンプルです。

1×4材の厚み(約18mm)をそのままスペーサーとして使えるからです。

1×4材(厚さ18mm)をスペーサー代わりに使用。板間隔を均一にできる、おすすめの方法です。

フェンス板を固定するたびに、1×4材を間に挟むだけ。

これだけで、すべての板を均一な18mm間隔で施工できます。

専用の治具を作らなくても、手元にある材料を活用できるのでおすすめの方法です。


高さを変えたデザインにした理由

実は、私は最初、

「すべて同じ高さで一直線にしよう」

と考えていました。

ところが妻から、

妻

少し高さに変化がある方が柔らかい雰囲気になるんじゃない?

という提案がありました。

そこで、高い部分を約1,610mm、低い部分を約1,510mmとし、100mmの高低差を付けることにしました。

板の高さに100mmの変化をつけることで、圧迫感を抑えた柔らかな印象のフェンスになりました。

完成してみると、確かに一直線よりも圧迫感が少なく、庭全体が優しい印象になりました。

自分では思いつかなかったアイデアを取り入れることで、DIYはより良いものになることがあります。

今回は、妻の提案のおかげで満足できるデザインになりました。


二人で作業したからこそスムーズに完成

板の取り付けは約4時間。

今回は、妻がフェンス板や18mmのスペーサーを押さえてくれたので、とてもスムーズに作業が進みました。

一人でも施工できますが、

  • 板を押さえる人
  • ビスを打つ人

と役割を分担できると、作業効率はかなり上がります。

また、板が動きにくくなるため、仕上がりも安定します。


今回の節約ポイント

今回工夫したのは、フェンス板を地面までの長さにしなかったことです。

境界部分には、高さ約800㎜の隣家のコンクリート塀があります。

フェンス板の長さを、コンクリート塀の上に見える部分の長さにしたことで、地面まで張る場合と比べて、板材を大幅に節約できました。

地面までの長さがあった場合、また違った雰囲気になっていたと思いますが、今回は「キウイを誘引したい」という目的を十分に果たせる形に仕上がったと思います。

隣家の塀があっての節約ではありますが、「現場の状況を活かして材料を無駄なく使う。」これもDIYならではの節約方法だと感じました。


業者施工との違い

業者に依頼すれば短期間で完成しますが、DIYでは自分のペースで少しずつ進められます。

今回も、

  • 塗装:約4時間
  • 下穴あけ:約3時間
  • 板の取り付け:約4時間

と、休日を利用しながら作業を進めました。

時間はかかりましたが、その分、一つひとつの工程を丁寧に仕上げることができました。


ここはお金をかけたポイント

今回、お金をかけたのは耐久性を重視した木材保護塗料です。

使用したのはキシラデコール(ウォルナット)

価格は一般的な木材保護塗料より高めですが、防腐・防虫・防カビ効果があり、屋外で長く使う木製フェンスには安心して使える塗料だと考えて選びました。

屋外で長く使うフェンスだからこそ、「木材を守る塗料」には妥協したくありませんでした。

完成した今も木目がきれいに映え、ウォルナットの落ち着いた色合いにも満足しています。


完成した木製フェンス

妻の「キウイを地植えしたい」という一言から始まった木製フェンスDIY。家族みんなが楽しめる庭づくりの第一歩になりました。

約9mの木製フェンスが完成しました。

ここまで振り返ると、

  • フェンスブロックの設置
  • 支柱の固定
  • 枠組みの製作
  • フェンス板80枚の塗装
  • 下穴あけ
  • 板の取り付け

と、一つひとつの工程を積み重ねて完成したフェンスです。

どの作業も特別難しいものではありませんでした。

しかし、80枚という枚数になると話は別です。

塗装も、下穴あけも、板張りも、同じ作業の繰り返しになるため、想像以上に時間がかかりました。

それでも少しずつ作業を進めれば、初心者でもここまで作ることができました。


今回の作業時間

今回の仕上げ工程でかかった時間をまとめると、次のようになりました。

作業内容作業時間
フェンス板の塗装約4時間
下穴あけ・墨付け約3時間
フェンス板の取り付け約4時間
合計約11時間

※作業時間には途中の休憩時間も含んでいます。

一日ですべて終わらせるのは大変ですが、休日を利用して少しずつ進めれば十分完成を目指せます。

焦らず、自分のペースで楽しみながら作業することが、DIYを長く続けるコツだと感じました。


完成して感じたこと

フェンスが完成したことで、庭の雰囲気は一気に変わりました。

木製フェンスが加わるだけで、庭全体にまとまりが生まれ、以前よりも温かみのある空間になったように感じます。

そして、このフェンスは完成がゴールではありません。

これからキウイを誘引したり、小物を飾ったりと、庭づくりの楽しみがさらに広がります。

何より嬉しかったのは、完成したフェンスを見た妻がとても喜んでくれたことです。

このフェンスは、妻の「キウイを地植えしたい」という一言から始まりました。

その願いを形にできたことが、今回のDIYで一番良かったことだと思います。

DIYは、ただ物を作るだけではありません。

家族の「こうしたい」を形にし、一緒に庭を育てていく。

そんな楽しさを改めて感じることができました。


まとめ

今回は、木製フェンスDIYの完結編として、フェンス板の取り付けから完成までをご紹介しました。

今回のポイントをまとめると、

POINT
  • フェンス板は事前に塗装しておく
  • 下穴あけを行うことで施工がスムーズになる
  • 1×4材をスペーサーに使えば18mm間隔で均一に張れる
  • 高さに変化を付けると柔らかい印象になる
  • 焦らず少しずつ作業を進めれば初心者でも十分作れる

木製フェンスは決して簡単なDIYではありません。

しかし、一つひとつの工程を丁寧に積み重ねれば、初心者でも満足できる仕上がりになります。

この記事が、これから木製フェンスをDIYしてみたいと考えている方の参考になれば嬉しいです。


シリーズ記事はこちら

木製フェンスDIYは3回に分けて詳しく紹介しています。

▶ 基礎・支柱編
フェンスづくりはここからスタート。支柱の立て方や基礎づくりのポイントを紹介しています。

▶ 枠組み編
枠組みの製作手順や、支柱を先に立てた理由を詳しく紹介しています。


木製フェンスは完成しましたが、庭づくりはまだまだ続きます。DIYや庭づくりに興味のある方は、こちらの記事もぜひご覧ください。

木製フェンスだけでなく、レンガの小道や花壇、パーゴラなど、わが家の庭づくり全体の様子も紹介しています。DIYで少しずつ変わっていく庭をご覧ください。

今回の木製フェンスDIYでも活躍した工具があります。実際に使って「買ってよかった」と感じた道具を、初心者向けにまとめています。

DIYだからこそ、費用をかけるところと節約するところを意識しました。わが家の実例をもとに、後悔しなかったお金の使い方を紹介しています。

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