雪国の庭づくり実例|小道・花壇・パーゴラで“流れ”を作る考え方

庭づくりの考え方・記録

「レンガの小道は作った」「花壇も作った」

でも、庭全体を見ると何となくまとまらない…。そんなふうに感じたことはありませんか?

私も最初は、「作りたいもの」をその場その場で増やしていくだけでした。

ただ、庭づくりを続ける中で感じたのは、庭は「点」で作るより、「流れ」で考えた方がうまくいくということです。

特に雪国では、見た目だけでなく「無理なく維持できること」もかなり重要になります。

この記事では、実際の我が家の庭づくりをもとに、小道・花壇・パーゴラ・バラをどうつなげると庭全体にまとまりが出るのかを紹介します。

現在の玄関まわり。小道・花壇・パーゴラを少しずつつなげてきました

結論|庭は「置く」より「流れ」で考えるとうまくいきます

庭づくり初心者の頃は、「ここに花壇」「ここに小道」と、ひとつずつ考えがちです。

でも実際は、どこから見て、どう歩いて、どこに視線が流れるかを意識した方が、庭全体にまとまりが出やすくなります。

我が家の庭も、最初から完成形があったわけではありません。

レンガの小道を作り、花壇を増やし、パーゴラを作り、バラを誘引しながら、少しずつ「庭の流れ」ができてきました。

特に我が家のように、家の周りを歩きながら見る庭では、歩くたびに景色が少し変わることが大切だと感じています。

最初は何もない庭でした

今でこそ花壇や小道、パーゴラがありますが、最初の庭はかなりシンプルでした。

正面から見ると、玄関前に少しスペースがあるだけで、まだ「庭」と呼べるほどの雰囲気はありませんでした。

庭づくりを始める前の家正面

東側の通路も、花壇の形は作り始めていたものの、全体としてはまだ土や雑草が目立つ状態でした。

庭づくり初期の東側通路

裏庭側も、これから何を作るか考えながら少しずつ手を入れている段階です。

庭づくり初期の裏庭

こうして見ると、最初からきれいな庭だったわけではなく、必要な場所を少しずつ整えてきたことが分かります。

我が家の庭づくりで最初に考えたこと

庭づくりを始める時、最初から細かい植物選びやDIYを考えていたわけではありません。

まずは、「どこを見せたいか」「どんな雰囲気にしたいか」を先に決めるようにしました。

まず「どこを見せたいか」を決めました

我が家で一番見せたい場所は、玄関まわりです。

自分が毎日見る場所でもあり、家の前は大きな公園なので、多くの方の目にも入ります。だからこそ、まずはここを整えることを優先しました。

玄関まわりに花壇や鉢を集めると、家に帰ってきた時や来客時に、庭の印象がぐっと良くなります。

玄関左側は、季節の花や鉢植えで一番見せたい場所にしています

逆に、庭全体を最初から完璧に作ろうとは考えていませんでした。

まずはよく見る場所、よく通る場所から整えていく方が、無理なく続けやすいと感じています。

バラは「全面」ではなく「ポイント」で使っています

イングリッシュガーデンのようなバラいっぱいの庭に憧れはあります。

ただ、雪国で全面バラ庭を維持するのはかなり大変です。

そのため、我が家では「ここを見てほしい」という場所にだけ、アクセントとしてバラを配置しています。

玄関左花壇のバラ(南部ザクラ)
玄関右花壇のバラ(エリナ)
裏庭のバラ(シンデレラ)

もっとバラを植えたいという気持ちをグッと抑えて、ポイント使いにすると、管理の負担を抑えながら、庭に華やかさを足すことができます。

小道を作った本当の理由

レンガの小道は、憧れや防草だけが目的ではありませんでした。

実際には、視線を奥へ誘導することもかなり意識しています。

小道があると、「この先に何があるんだろう」と自然に目線が流れます。

さらに、小道沿いに植物を配置することで、「歩きながら景色を楽しめる庭」に近づいていきました。

奥に続くレンガの小道
パーゴラの手すりに設置した木製の鉢

実際に作ったレンガの小道はこちらです。

パーゴラは庭の流れを作る大きなポイント

パーゴラは、庭の中でかなり存在感のあるDIYです。

ただの構造物として置くのではなく、小道や花壇とつなげることで、庭全体の「流れ」を作る役割を持たせています。

パーゴラを小道とつなげると、庭の入口のような雰囲気になります

さらに、つるバラを誘引することで、季節によって景色が変わります。

春から初夏に花が咲くと、構造物だったパーゴラが庭の主役に変わります。

南部ザクラが咲くとパーゴラ全体が一気に華やかになります
花が咲く時期は、歩きながら見上げる楽しさもあります

南部ザクラの育て方や誘引については、こちらの記事でも紹介しています。

「見せたい場所」と「隠したい場所」を分けて考える

庭全体を考える時は、「どこを主役にするか」と同じくらい、「どこを隠したいか」も重要でした。

例えば、玄関ポーチは家の顔になる場所なので、できるだけ清潔感を出したい場所です。

玄関ポーチは、家全体の印象を左右する場所です

一方で、室外機や生活感が出やすい場所は、そのままだと視線が集まりやすくなります。

そういう場所は、DIYの棚や植物で少しずつ目線をそらすようにしています。

場所考え方対策
玄関前主役として見せる季節の花をまとめて植え、視線が集まるようにする
レンガ小道沿い歩きながら楽しむ低めの宿根草やグランドカバーを配置する
パーゴラにも花を飾る
室外機まわり生活感を減らす木製カバーや棚でナチュラルに隠す
隣家・電柱方向視線を逸らすパーゴラ・フェンス・つるバラ・背の高い植物で目線をコントロールする

全部を飾ろうとするより、「見せる場所」と「隠す場所」を分けた方が、庭全体がまとまりやすく感じています。

雪国では「維持できる配置」がかなり重要です

庭づくりでは見た目に目が行きがちですが、雪国では「冬を越せるか」「無理なく維持できるか」もかなり重要です。

実際に庭づくりを続ける中で、配置や植物選びも少しずつ変わってきました。

落雪のある場所には弱い構造を置かない

雪国では、冬の落雪や積雪で構造物が傷むことがあります。

我が家では、隣家からの落雪がある場所には、壊れやすい構造物を作らないようにしています。

庭づくりでは、春から秋の見た目だけでなく、冬にどうなるかも考えて配置することが大切です。

宿根草中心で「管理しやすさ」を優先する

毎年植え替えが必要な植物ばかりにすると、管理負担がかなり増えます。

そのため、基本は宿根草中心にしながら、長く楽しめる庭を目指しています。

そこに一年草や鉢植えを足すと、無理なく季節感を出しやすくなります。

増えすぎる植物は「囲って使う」

グランドカバーは便利ですが、放置すると境界を越えてしまうこともあります。

必要な場所だけに使ったり、囲って育てたりしながらコントロールしています。

庭は「歩きながら景色が変わる」と楽しくなります

我が家の敷地は、家の周りを回遊する形になっています。

そのため、「ただ通る通路」ではなく、「歩きながら景色を楽しめる流れ」を意識しています。

  • 玄関前で目を引く
  • 小道で視線を誘導する
  • 途中で花やバラを見せる
  • パーゴラで立体感を出す
  • 奥へ進みたくなる流れを作る

こうした「流れ」を少し意識するだけで、庭全体のまとまりがかなり変わってきました。

もちろん、我が家の庭もまだ完成したわけではありません。

実際には、「ここはもっと改善したい」「雪対策を変えたい」と感じる場所も毎年あります。

それでも、少しずつ手を入れながら庭全体の流れを整えていくことで、以前よりかなり歩くのが楽しい庭になってきました。

小道・パーゴラ・植栽がつながると、歩きながら景色を楽しめます

初心者ほど「全部やろう」としなくて大丈夫です

庭づくりを始めると、つい「あれも欲しい」「これも作りたい」と思ってしまいます。

でも実際は、「まず主役を1つ決める」だけでも十分庭の印象は変わります。

我が家も、最初から完成形を目指したわけではありません。

レンガの小道、花壇、パーゴラ、バラ、玄関ポーチの塗装。ひとつずつ整えていくことで、少しずつ庭全体がつながってきました。

最初から100点を目指すより、毎年少しずつ育てる庭づくりの方が、雪国では続けやすいと感じています。

最初から全部作ろうとすると、雪国の庭はかなり疲れます…。まずは玄関まわりだけでも十分変わりますよ。

まとめ|庭づくりは「流れ」を作るとまとまりやすい

庭づくりは、「何を置くか」だけでなく、「どう見えて、どう歩くか」を考えることで、全体にまとまりが出やすくなります。

特に雪国では、「維持できること」や「無理なく続けられること」もかなり重要です。

  • まず見せたい場所を決める
  • 小道で視線と動線を作る
  • パーゴラやバラで立体感を出す
  • 隠したい場所はDIYや植栽で目線をそらす
  • 雪国では冬の維持管理も考える

まずは、毎日よく見る場所を1つ決めて、そこから少しずつ整えていくのがおすすめです。

初心者なら最初はここだけでOK

ここまで読んで、「素敵だけど、自分にここまでできるかな…」と感じた方もいるかもしれません。
でも庭づくりは、最初から全部を完成させなくても大丈夫です。

  • まずは「ここを素敵にしたい」と思う場所を1つ決める
  • 小道か花壇、どちらか1つだけ作ってみる
  • 庭の主役になる植物を1種類決める
  • 全部を一気にやろうとしない

実際、我が家の庭もまだまだ途中です。
少し作って、植えて、失敗して、また直して…そんなことを繰り返しながら少しずつ形になってきました。
だからこそ、「完成させる」よりも「少しずつ育てていく」くらいの気持ちが、庭づくりにはちょうどいいのかもしれませんね。

実際に作った庭DIY記事はこちらです。

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