端材で小さな木製ベンチをDIY|余った2×4・1×4材だけで作ってみた

庭づくり・外構DIY

DIYを続けていると、少しずつ増えてくるのが余った木材です。

わが家にも2×4材や1×4材の端材が溜まり、「そろそろ何かに使いたいな」と思っていました。

そんなとき、妻から出たのが「庭にベンチが欲しい」というリクエストです。庭仕事の途中で、ちょっと座って休める場所が欲しかったようです。

それなら、新しい木材を買わなくても、手元にある材料だけで作れるかもしれません。

そこで、以前ドッグランの支柱として使っていた2×4材と、これまでのDIYで余った2×4材・1×4材を組み合わせて、小さな木製ベンチを作りました。

今回は図面を作らず、端材から取れる長さと設置場所に合わせて幅800mmに決定。実作業は約4時間で、このベンチのために新しく買ったものはありません。

この記事では、実際に使った木材の寸法、新品でそろえる場合の参考費用、組み立て手順を紹介します。

端材で作った木製ベンチの完成サイズ

完成したベンチのサイズは、次のとおりです。

  • 幅:800mm
  • 最大奥行:約370mm
  • 全高:約750mm
  • 座面高:約386mm

最大奥行と全高は、完成後に測ったおおよその寸法です。

座面高は、長さ310mmの脚の上に、厚さ38mmの座面受けと、同じく厚さ38mmの座面材を重ねる構造なので、材料寸法から約386mmとなります。

ゆったり長時間座るためではなく、妻が庭仕事の途中に少し腰掛けるためのベンチです。私が座るとやや小さく感じますが、妻にはちょうどいい大きさでした。

端材と再利用材で作った白い小型木製ベンチの正面
端材と再利用材だけで作った、幅800mmの小さな庭用ベンチ
白い小型木製ベンチの脚部と斜めの背もたれを側面から見た様子
前後の脚、座面受け、斜めに取り付けた背もたれ支柱が分かる側面

使った木材|2×4材と1×4材の端材を活用

今回使った木材はこちらです。

木材長さ本数使用箇所
2×4材310mm4本
2×4材270mm2本左右各脚部の下側横材
2×4材345mm2本左右各脚部の座面受け
2×4材800mm3本座面
2×4材750mm2本背もたれ支柱
1×4材800mm3本背もたれ

白く塗装されていた2×4材は、以前庭にドッグランを作ったときに支柱として使っていた再利用材です。それ以外は、これまでのDIYで出た端材を使いました。

今回は「このサイズのベンチを作るために材料を買う」のではなく、手元にある木材から作れるサイズを決めています。

設置予定の場所には幅800mm程度なら収まり、端材からも800mmを取れたため、うまく条件が合いました。

木製ベンチDIYに使用した2×4材と1×4材の端材
ベンチに使用した2×4材と1×4材の端材・再利用材

新品の木材で作るならいくらくらい?

使用した木材はすべて手持ちの端材と再利用材なので、今回の木材の新規購入費は0円でした。

同じ寸法のものを新品材から作る場合、計算上は2×4材4本と1×4材2本で木取りできます。ただし、反りや欠け、切り間違いに備えて余裕を持つなら、2×4材を5本用意すると安心です。

私が直近で購入した価格は、2×4材(1,820×38×89mm)が1本547円、1×4材(1,830×19×89mm)が1本327円でした。

材料参考単価必要本数参考金額
2×4材 1,820mm547円4本2,188円
1×4材 1,830mm327円2本654円
合計6本2,842円

価格は購入時点のもので、地域や店舗、木材の状態によって変わります。

※ビスや塗料は含めず、木材だけの参考金額です。

今回はビスと塗料も手持ちのものを使ったため、このベンチを作るための新規購入費は0円でした。残っていた水性塗料も、今回の塗装でほぼ使い切っています。

庭DIYでは、端材を活用して節約できる部分がある一方、安全性や耐久性のためにお金をかけた方がよい部分もあります。これまでの庭づくりで感じた費用の考え方は、こちらの記事にまとめています。

ベンチ作りに使った工具とビス

  • 丸ノコ
  • 差し金
  • 鉛筆
  • サンダー
  • ハケ
  • インパクトドライバー
  • クランプ
  • 65mmビス
  • 51mmビス

特別な加工はしていないため、普段の木工DIYで使っている工具で作れました。

丸ノコやサンダーを使うときは、木材をしっかり固定し、保護メガネや防じんマスクを着用します。再利用材を加工する場合は、残った釘やビスがないかも事前に確認が必要です。

今回使った丸ノコやインパクトドライバーを含め、DIYとガーデニングで実際によく使っている道具はこちらで紹介しています。

端材を使った木製ベンチの作り方

1.端材から必要な長さを切り出す

今回は図面を作らず、端材を見ながら全体の寸法を決めました。構造は、昨年いくつか作った単純な花台をベースにしています。

差し金と鉛筆で墨付けし、丸ノコで必要な長さにカットしていきます。

特に気をつけたのは、310mmの脚4本です。長さがばらついたり、切断面が斜めになったりすると、完成後のガタつきにつながります。

そのため、脚だけは4本が同じ長さになるよう慎重に切りました。それ以外は必要以上に神経質にならず、作業を進めています。

2.再利用材の古い塗装をサンダーで落とす

以前ドッグランに使っていた木材には、白い塗装が残っていました。

まず80番のサンドペーパーで古い塗装をできるだけ落とし、その後、120番でもう一度サンダーをかけて表面を整えました。

ドッグラン支柱から再利用した白い塗装が残る2×4材
以前のドッグラン支柱。古い白い塗装が残った状態
古い塗装をサンダーで落として表面を整えた木材
80番で古い塗装を落とし、120番で表面を整えた木材

以前使っていたときのビス穴は、完成した時に衣服などが引っかからないように、木工ボンドを入れて埋めました。これは今回実際に行った処置ですが、木材の強度を元に戻す方法として紹介するものではありません。

細かな跡は残っていますが、端材と再利用材で気軽に作るのが今回の目的なので、この程度で十分としました。

3.組み立てる前に白く塗装する

木材をカットして研磨したら、手元に残っていたDCMオリジナルブランドの白い水性塗料を塗りました。

今回は残っていた塗料を使い切ることも目的だったため、塗装は1回です。耐久性については、屋外で使いながら今後も様子を見ます。

組み立て前に白い水性塗料を塗ったベンチ用木材
ハケが入りにくい部分も塗れるよう、組み立て前に白く塗装

組み立て前に塗っておけば、完成後ではハケが入りにくい部分にも先に塗料を塗れます。

4.左右の脚部を1組ずつ作る

塗装が乾いたら、左側と右側の脚部を同じ形で1組ずつ作ります。

片側につき、310mmの前後2本の脚へ、270mmの下側横材を脚と脚の間へ挟み込む形でビス留めしました。取り付け位置は、地面から約60mmです。

脚の上側には、345mmの2×4材を載せるように固定します。この部材が片側の前後2本の脚をつなぎ、座面を支える部分になります。

この工程では、左側と右側の脚部はまだつながっていません。次の工程で取り付ける800mmの座面材3本が、左右の脚部をつなぎます。

固定には65mmビスを使い、すべて下穴を開けてからビス留めしました。平らな場所へ置き、ガタつきがないか確かめながら接合しています。

310mmの脚2本の間に270mm横材を挟み345mm座面受けを載せた脚部
310mmの脚2本の間に270mm材を挟み、上に345mmの座面受けを固定

5.2×4材3本を並べて座面を作る

左右の脚部ができたら、800mmの2×4材3本を渡して座面を作ります。

まず1枚目を左右の脚部へ固定し、2枚目と3枚目は差し金で直角を確認しながら取り付けました。

板と板の間には15mm厚の端材を挟み、スペーサーとして使っています。

15mmスペーサーで間隔を揃えながら前寄りに固定した座面
背もたれ支柱のスペースを残し、座面3枚を前寄りに固定

端材をスペーサーにすれば、毎回隙間を測らなくても同じ間隔で並べられます。

座面は、背もたれ支柱を斜めに取り付けるスペースを後ろ側へ残すため、345mmの座面受けに対して前寄りに取り付けました。

固定には65mmビスを使い、座面材1本につき左右1本ずつ、合計2本で留めています。

6.背もたれ支柱を少し斜めに取り付ける

次は、750mmの2×4材2本を使って背もたれの支柱を取り付けます。

背もたれは垂直ではなく、実際に座りながら具合を確かめ、少し後ろへ傾けました。角度は計算せず、片側の支柱を先に固定して、もう片方を同じ傾斜に合わせています。

クランプで斜めに固定した木製ベンチの背もたれ支柱
片側の支柱をクランプで仮固定し、座りながら傾きを調整

支柱は脚部の内側に入れ、310mmの脚、345mmの座面受け、270mmの下側横材へ固定しました。支柱は地面まで伸びていますが、後ろへ斜めに取り付けているため、2×4材の切断面全体ではなく、角の一点だけが地面に接しています。ここも65mmビスを使いました。

背もたれを後ろへ傾けると、座ったときの力も後ろ向きにかかります。倒れない範囲になるよう、ベンチ全体の奥行きとのバランスを確かめながら位置を決めました。

7.1×4材3枚を取り付けて背もたれを作る

最後に、800mmの1×4材3枚を取り付けます。

作業しやすいようにベンチを寝かせ、最初に一番上の1×4材を、左右の支柱上端とほぼ揃えて固定しました。

そこから1×4材をスペーサー代わりにして間隔を揃え、下の2枚を順番に取り付けます。

ベンチを寝かせて1×4材3枚の背もたれを取り付ける様子
ベンチを寝かせ、1×4材3枚を等間隔に取り付け

背もたれの板は、支柱の座る人側に取り付けました。ここだけ51mmビスを使い、1枚につき左右1本ずつ、合計2本で固定しています。

これで組み立ては終了です。組み立て後に追加の塗装や研磨はせず、そのまま完成としました。

作業時間は約4時間|塗料の乾燥時間は別

作業作業時間
カット・研磨約1時間
塗装約1時間
組み立て約2時間
合計約4時間

塗料を乾かす時間を除くと、実作業は約4時間でした。

大きな失敗はなく、思っていたより素直に組み上がりました。脚4本を同じ長さに切ることと、平らな場所でガタつきを確かめながら組み立てることが、特に大切だったと感じます。

形はシンプルですが、人が座るものなので、工具の安全な扱いと各接合部の確認は必要です。

完成直後の座り心地と設置場所

完成後、大人が静かに腰掛けた範囲では、ぐらつきはありませんでした。ただし耐荷重試験をしたわけではないため、今後もビスの緩みや木材の傷みを確認しながら使います。

完成したベンチは、ぶどう棚の横、隣家の塀沿いに置きました。レンガ小道の突き当たりにある空きスペースです。

作る前からここに置くつもりでしたが、実際に設置すると、空いていた場所が埋まっていい感じになりました。

ぶどう棚横のレンガ小道突き当たりに設置した白い木製ベンチ
ぶどう棚横のレンガ小道の突き当たりに設置

妻も完成したベンチを見て喜んでいました。

……が。

塗装が乾き、妻が初めて座るより先に、どうやらカラスに糞をつけられたようです。

当然、妻は怒っていました(笑)。

ぶどうを守るためにカラス対策までしたのに、今度は完成したばかりのベンチですか……。

なかなか油断できません。

ぶどうをカラスから守るため、防鳥ネットと簡易ドアを設置したときの様子はこちらの記事で紹介しています。

端材に合わせて作るDIYもありでした

今回のベンチは、凝ったデザインではありません。

最初からおしゃれなガーデンベンチを目指すなら、脚や背もたれの形を工夫したり、肘掛けを追加したりと、まだ手を加えられると思います。

でも今回の目的は、余っている木材を使い、妻が庭仕事の途中に休めるベンチを作ることでした。そう考えると、わが家にはこれで十分です。

「短すぎて今すぐ使い道はないけれど、捨てるには惜しい」。そんな木材も、手元にある長さから作れるものを考えると、使い道が見つかることがあります。

以前のドッグランで使った木材と、これまで残してきた端材は、妻の小さな休憩場所に変わりました。

冬の間は、カーポートか車庫へ移して保管する予定です。一人でも運べますが、2×4材を多く使っているため、見た目より少し重く感じます。

まずはこの場所で、妻の庭仕事の休憩に使ってもらおうと思います。

庭で使える木製品をもう一つ作ってみたい方には、ベンチとしても使える屋根付き花台のDIY実例もおすすめです。

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