【実例】木製フェンスをDIY①|初心者でも失敗しない基礎工事と支柱の立て方

庭づくり・外構DIY

DIYで庭づくりを続けていると、

「ここにも木製フェンスがあったら、もっと庭が素敵になるのに。」

そんな場所が少しずつ増えてきます。

わが家にも、以前から気になっていた場所がありました。

隣家との境界です。

いつかは木製フェンスを作りたい。

でも、その予定はもう少し先のはずでした。

そんなある日、庭を眺めながら妻が言いました。

妻

キウイを地植えして誘引したい

その一言で、止まっていた計画が一気に動き始めます。

「それなら、キウイ用のフェンスだけを作るより、前から作りたかった境界フェンスも一緒に作ってしまおう。」

こうして今回のDIYが始まりました。

ただ、このフェンスづくりは最後まで予定どおりには進みません。

途中で妻からまさかの仕様変更(笑)

設計を変更しながら完成を目指すことになります。

この記事ではシリーズ第1弾として、

フェンスブロックの設置から支柱固定まで

を紹介します。

完成したフェンスでは見えなくなる、基礎工事こそ一番大切だった

ということが、この記事で伝わればうれしいです。

施工前の様子。この場所に全長約9mの木製フェンスをDIYします。

今回製作する木製フェンスについて

今回製作するフェンスの完成予定はこちらです。

  • 高さ:約1,530mm
  • 全長:約8,870mm
  • 支柱:2×4材
  • 枠:2×4材
  • フェンス板:1×4材 約80枚
  • 板の隙間:約15mm

完成すると、

  • 隣家との境界がすっきりする
  • キウイを誘引できる
  • 庭全体の景観が良くなる

そんなフェンスになる予定です。


💡 今回の記事で紹介する内容

今回紹介するのは完成までではありません。

  • フェンスブロック設置
  • 支柱の塗装
  • 支柱固定

ここまでです。

フェンス板を張る前の工程ですが、

実際にやってみると、

ここが一番重要な作業でした。

こんな方におすすめの記事です

この記事は、次のような方の参考になると思います。

✅ 木製フェンスをDIYしてみたい

✅ フェンスブロックを使って施工したい

✅ 支柱をまっすぐ立てる方法を知りたい

✅ 初心者でも作れるフェンスを探している

もし一つでも当てはまるなら、ぜひ最後まで読んでみてください。


今回使用した材料

材料数量参考価格
フェンスブロック H3006個1,628円×6
2×4材(支柱)6本547円×6
2×4材(枠)11本547円×11
セメント25kg1袋767円
左官砂20kg2袋492円×2
砕石約10kg在庫使用
キシラデコール(ウォルナット)使用在庫使用
コーススレッド4.2×65(半ネジ)約80本使用

木材・フェンスブロック代

約21,000円

※塗料・ビス・砕石など在庫品は含めていません。


使用した工具

今回使用した工具はこちらです。

  • 丸ノコ
  • ランダムサンダー
  • インパクトドライバー
  • 水平器
  • クランプ
  • メジャー
  • 差し金
  • 鉛筆
  • シャベル
  • 剣先スコップ
  • バケツ
  • ハケ

たくさん書きましたが、特別な工具は使っていません。

DIYでよく使う工具があれば十分施工できます。

今回のDIYで一番大切にしたこと

今回、一番大切にしたことがあります。

それは、「完成を急がないこと」です。

フェンスというと、完成したフェンス板に目がいきがちです。

でも実際に施工してみると、完成後には見えなくなる

  • フェンスブロック
  • 支柱
  • モルタル

この3つこそ、フェンス全体を支える土台でした。

だから私は、完成までのスピードより、支柱をどれだけ正確に立てられるかを優先することにしました。

その判断が、後の作業をとても楽にしてくれます。


フェンスブロックを設置する

いよいよ施工開始です。

最初の作業は、フェンスの土台となるフェンスブロックの設置。

完成すると見えなくなる部分ですが、ここが一番大切な工程だと思っています。

ここで手を抜くと、支柱が傾き、フェンス全体も傾いてしまいます。

だから私は、一つひとつ確認しながら進めることにしました。

今回使用したフェンスブロックH300。最初は5個使用予定で1個は予備として購入しました。

施工時間

約3時間

(穴掘り〜ブロック設置まで)


支柱の位置を決める

今回のフェンスは約9m。支柱は約1,800mm間隔で配置する計画です。

実はこの寸法、特別な計算をしたわけではありません。

お隣さんの擁壁を見ると、約1,800mmごとに継ぎ目があります。

そこで、この継ぎ目を目安に支柱を配置することにしました。

DIYでは、「施工しやすい基準」を一つ決めるだけで、作業がとても楽になります。

擁壁の継ぎ目を目安に支柱位置を決めました。

💡 今回のポイント

寸法だけに頼らず、

現地にある基準を利用すると施工しやすくなります。

穴を掘る

位置が決まったら穴を掘ります。

穴の大きさは、

  • 幅:約400mm
  • 奥行:約400mm
  • 深さ:約270〜300mm

が目安です。

全部で6か所。

想像以上に体力を使う作業でした。

特に今回は北海道らしく締まった土だったため、スコップだけでは掘りにくい場所もありました。

小さな剣先スコップも活躍しています。

約400mm四方、深さ約300mmを目安に穴を掘りました。

🔰 初心者ポイント

穴は多少きれいでなくても大丈夫です。

それよりも、フェンスブロックが安定して入る大きさを確保することが大切です。

砕石を敷いて転圧する

穴を掘り終えたら、底へ約30mm砕石を敷きます。

その後、しっかり踏み固めて転圧しました。

完成すると見えなくなる工程ですが、この一手間がフェンスブロックを安定させてくれます。

今回は約10kgほど使用しました。

⚠️ 注意

砕石を入れたら、一度フェンスブロックを仮置きして高さを確認すると安心です。

あとから掘り直すよりずっと楽です。

フェンスブロックの高さを調整する

砕石の上へフェンスブロックを置きます。

ここで私が一番気を付けたことがあります。

それは、「地面ではなく水平を見ること」です。

施工場所は緩やかな傾斜になっています。

そのため、場所によってはブロックが地面とほぼ同じ高さ。

別の場所では約50mmほど地面から出ています。

最初は、「高さが違って見えるけど大丈夫かな?」と思いました。

でも、重要なのは見た目ではありません。

フェンスブロック同士が水平になっていること。

これだけを意識しました。

今回は、ブロックの頭と、お隣の塀の天井までの高さが同じになるように設置していきました。

地面ではなく、フェンスブロック同士の水平を合わせながら設置しました。

🔰 初心者ポイント

私はブロックを一つ置くたびに、水平器で確認しました。

まとめて調整しようと思うと、意外と時間がかかります。

この時はまだ予定どおりでした

ここまで施工して、フェンスブロックは5個設置。

予備が1個残っています。

支柱も5本。

すべて予定どおり。

この時は、完成までこのまま進むと思っていました。

しかし翌日、この予備のフェンスブロックが必要になります。

しかも理由は、まさかの妻からの一言でした(笑)

その理由は、少し後で紹介します。

完成を急がないことが成功のコツ

フェンスというと、完成後の板ばかり目がいきます。

でも実際は、完成すると見えなくなる

基礎工事こそ、一番時間をかける価値があると感じました。

ここが丁寧にできていれば、この後の支柱施工も安心して進められます。

私は今回、完成を急ぐより、土台をしっかり作ることを選びました。

結果として、この判断は正しかったと思っています。

妻の一言で設計変更(笑)

フェンスブロックを設置し終え、「これで基礎工事は順調!」と思っていました。

ところが翌日、庭を眺めていた妻が一言。

妻

やっぱりキウイ用のフェンスを別に作るより、この境界フェンスに誘引した方がいいんじゃない?

確かにその方が畑(花壇ではなく…畑です(笑))のスペースを広く使えます。

私も考えてみると、その方が将来的にも使いやすそうでした。

そこで急きょ設計変更。

支柱を1本追加し、境界フェンス自体をキウイの誘引にも使える構造にすることにしました。

幸い、予備として購入していたフェンスブロックが1個残っています。

「念のため」のつもりで買った材料が、さっそく役立ちました。

DIYでは、予定どおりに進まないことも楽しむ。

そんな気持ちも大切だと感じました。

予備で購入していたフェンスブロックが活躍。一番奥に支柱を1本追加することになりました。

💰 今回の節約ポイント

支柱が1本増えたことで、この後、枠を作成する時に使う2×4材が不足しました。

しかし、以前のDIYで残していた端材を活用して、新たに木材を購入することなく対応できました。

DIYでは、「いつか使うかも」と残しておいた端材が意外と役立ちます。

私は普段から、状態の良い端材は捨てずに保管するようにしています。

支柱を塗装する

支柱は組み立てる前に塗装しました。

今回使用した塗料は、「キシラデコール(ウォルナット)」です。

これまで製作した

  • レイズドベッド
  • パーゴラ
  • 温室棚

と同じ色にすることで、庭全体の統一感を意識しました。

塗装は完成後でもできます。

でも私は、組み立てる前に塗ることをおすすめします。

その方が、木材の裏側や接合部分までしっかり塗ることができるからです。

同じ色で塗装したレイズドベッドはこちら。半日陰だった場所が、お気に入りの花壇へ変わりました。

サンダーをかけた2×4材。ここから塗装していきます。
キシラデコール(ウォルナット)で塗装。庭全体の統一感を意識しました。

施工時間

約1時間(乾燥時間を除く)

🔰 初心者ポイント

組み立て前に塗装すると、後から塗りにくい場所までしっかり保護できます。

支柱をフェンスブロックへ固定する

今回のDIYで、一番時間をかけた工程です。

フェンス板は後から張り直すことができます。

でも、支柱はそうはいきません。

だから私は、「モルタルを流し込む前」に時間をかけました。

まずは木片で支柱を動かなくする

支柱をフェンスブロックへ差し込んだら、ブロックの中へ木片を入れて支柱を固定します。

さらに、端材を使って

  • 前後2方向
  • 左右1方向

からビス止めし、支柱を仮固定しました。

支柱を仮固定したら、ブロック内の木片は取り除きます。

この状態で、水平器を使って

  • 垂直
  • 支柱の並び
  • 間隔

を何度も確認します。

木片と端材を使い、モルタルを入れる前に支柱をしっかり固定しました。

💡 今回一番工夫したポイント

モルタルを入れてから調整するのではなく、モルタルを入れる前に完成形を作る。

この考え方で施工したことで、支柱の精度がかなり良くなりました。

モルタルを作る

モルタルは

  • セメント:1
  • 左官砂 :4

の割合で作りました。

水は一度に入れず、少しずつ加えて調整します。

私が目安にしたのは、シャベルですくうと、トローッと落ちるくらいの柔らかさ。

このくらいが、フェンスブロックの隙間までしっかり流れ込みました。

水は少しずつ加えながら、扱いやすい硬さに調整しました。
シャベルや細い棒でよく突きながら、全体に行き渡るよう注入します

施工時間

約1時間

⚠️ 初心者ポイント

水を一気に入れると柔らかくなりすぎます。

少し硬いかなと思うくらいから調整すると失敗しにくいです。

最後にもう一度確認する

モルタルを流し込んで終わりではありません。

最後にもう一度、

  • 水平
  • 垂直
  • 支柱の並び

を確認しました。

ここでズレがないか確認しておくと、後の工程がとても楽になります。

支柱は、フェンス全体の基準です。

時間をかける価値は十分ありました。

6本の支柱を固定。ここまでくるとフェンスらしい姿が見えてきました。

今回施工して感じたこと

今回の作業を通して一番感じたことがあります。

それは、「フェンスは支柱で決まる」ということです。

完成すると目に入るのはフェンス板です。

でも、その板を支えているのは支柱。

ここが傾いてしまうと、最後まで修正することはできません。

だから私は、完成を急ぐより、支柱施工に時間をかけました。

結果として、この判断は正しかったと思っています。

まとめ

今回は、木製フェンスDIYシリーズ第1弾として、

  • フェンスブロックの設置
  • 支柱の塗装
  • 支柱の固定

まで紹介しました。

どれも完成すると見えなくなる部分です。

でも、見えなくなる部分こそ、時間をかける価値がある。

それが今回一番感じたことでした。

私が庭DIYでいつも意識しているのは、「どこにお金をかけて、どこを工夫するか」です。フェンスづくりでも同じ考え方で材料や施工方法を選んでいます。

次回予告

支柱が完成したら、いよいよフェンスの骨組みを作っていきます。

ところがここで、思ってもいなかったことが起こります。

支柱間を測ってみると、全部同じ寸法ではありませんでした。

図面どおりではなく、「現場に合わせて作る」というDIYならではの考え方が、とても大切だったことに気付きます。

次回は、「木製フェンスDIY②|枠組み製作と仮設置編」をお届けします。

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